トラベルコ運営会社は初任給25万円らしい
トラベルコってご存知?私は存じ上げておりました。
旅行の飛行機やホテルの料金比較のサイトです。
そのサービスを運営している会社はオープンドアと言う会社だそうです。
なんとなくガールズネクストドアを思い出しました。なんでもないです。
ちなみに東証一部上場企業です。
新卒の募集要項どんな感じ?
このオープンドア、マイナビやリクナビで検索したところ求人を出していない様子。
そこでHPに行って採用情報を見たところ、19卒求人ありました。
以下、募集要項*1
募集職種 | 【総合職】若干名 業務内容は、新規事業立案や仕様設計、マーケティング等、会社全体の横断的な仕事です。 勤務地については、現状は東京本社勤務ですが、今後拠点が広がれば転勤する可能性もあります。 |
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求める人物像 | 日本だけでなく、世界に通用するサービスをつくりたい!という人 夢や目標に向かって、失敗を恐れず、挑戦したい!という人 大きな会社に入るより、自分の力で会社を大きくしたい!という人 |
応募資格 | 2019年3月に「四年制大学」または「大学院」を卒業見込の方 |
募集学部・学科 | 全学部・全学科 |
採用実績校 | 京都大学、慶應義塾大学、上智大学、東京大学、東北大学、早稲田大学、他(五十音順) |
契約期間 | 期間の定めなし |
試用期間 | 6ヵ月(試用期間の勤務条件は正社員と同じ) |
給与 | 月額250,400円 うち所定外労働手当51,400円 (時間外労働の有無にかかわらず普通残業30時間分および深夜労働割増分15時間分を支給) ※所定労働時間手当分を超える場合は、原則代休取得。場合によっては支給。 |
昇給 | 給与査定年1回 |
諸手当 |
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勤務地 | 本社/東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー6階 東京メトロ千代田線 赤坂駅(2番出口) 徒歩4分 東京メトロ銀座・南北線 溜池山王駅(10番出口) 徒歩4分 東京メトロ銀座・丸の内線 赤坂見附駅(10番出口) 徒歩9分 |
勤務時間 | 10:00~19:00(所定労働時間 8時間、休憩 60分) ※昼休みは12:00~14:00の間で1時間。仕事の進み具合によって自分で調整可能。 時間外労働 あり |
休日・休暇 |
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福利厚生 |
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初任給25万円って高くないですか?おじさんびっくりしました。
意外と一流大学からの採用実績もあるんですね。
採用人数が若干名なのがちょっと尻込みしてしまいますね。
ちなみに2018年3月からマイナビ2019には掲載するらしいです。
間違った情報、許してください。なんでもしますから。(なんでもするとは言ってない)
事業内容はイケてるの?
事業内容は上図*2の通り、旅行商品の比較をするサイトの運営です。
ただ、自社が直接ホテルや旅館あるいは航空会社とやり取りをする訳ではなく、旅行代理店サイトへの送客をする感じです。
例えば、トラベルコで箱根1泊プランを探すと、トラベルコ上でじゃらんnetやHISのプランを比較することができます。それで、気に入った旅行代理サービスのページに飛んで、そこで予約をする。というプロセスをユーザは辿ることになります。
で、どうやってマネタイズしてるの?って話ですが、こんな感じです。
つまり、旅行代理サービスは
1)トラベルコにプランを掲載するのに月額課金をし、
2)トラベルコに掲載したプランから自社サイトで予約があれば成果報酬を支払う
ということになる訳です。
あとは旅行代理サービスに限らずトラベルコに広告を出したい企業に広告を貼らせる代わりに料金を払ってもらう広告収入があるという感じ。
なかなか上手いですね。
旅行代理サービスは数が多いので、ユーザはどれがいいのか分からなくても多くを比較することできなかった。それを一括で比較できるメディアを作れば、ユーザは集まる訳です。
旅行代理サービスとしては、旅行をしたいユーザが集まるメディアにプランを掲載しない訳にはいかない。競合が掲載するならなおさら、競合より多く掲載しなくてはいけない。と、トラベルコにどんどんプランが集まる。そして、プランが増えると月額課金の収益が増える。
プランが増えれば増えるほどトラベルコを見るユーザが増え、ユーザが増えるのであれば広告媒体として価値が上がり、広告媒体として価値があるなら広告を出したい企業が増える。そして、広告収入が増える。
さらに、ユーザとプランが増えれば成果報酬も増えます。なぜなら、プラン閲覧数 * 成約率 = 成約(プラン予約)で、プラン閲覧数はユーザ数とプラン数に比例し、成約率はほぼ一定と考えてよい(実際はプラン数に反比例するだろうが大きくは変わらない)ので。
事業としてはベンチャー企業の尖ったサービスのように大きな利益をバンと出すようなサービスではないですが、ユーザ数の増加とともに安定した収益を上げていく事業になりますね。
じゃあユーザ数は増えてるの?ってとこですが、増えてます。
特に今期は認知度をKSFと置いているようで、CMにお金をかけています。
実際のところ認知度上がってるのかというと、当初の目標だった認知率25%を半期で達成したとのこと。上々ですね。
ユーザ数の伸びは認知率が天井になるので、認知率の上昇には積極的にお金を回して欲しいところ。
先ほどのトラベルコのユーザ属性と併せて、
(大部分を占める)18 ~ 44歳の人口 * (旅行を行える資産のある人口 / 全人口) * 認知率27%
という式で大雑把に売上予測が立つんじゃないかと思いますが、ググるのがめんどいので断念。
ちなみに、その認知率の母集団ってなんだよって気になるところですが、
調査対象:全国の18-59歳男女10,000サンプルから国内外問わず、プライベート もしくはビジネス目的で宿泊を伴った旅行に行ったことがある方
らしいです。「1年以内に」とかじゃないのが私すごく気になります。
この調査方法は大丈夫なのか。全然旅行しない人が母集団に少なからず含まれると、それは売上予測に支障が出るんですが。ここは、次の有報を待ちましょう。
事業はサステイナブルか?
こういうメディア事業はサステイナブルはサステイナブルなんですよね。
一気に売上が落ちるっていうことはなかなかありません。
成長してるのかというと、今の所している。バリバリ成長期ですしね。
ただ、5年後どうなってるかというと、このままだと売上の成長は止まるでしょう。
メディア事業は安定した収益を上げる代わりに成長の終わりも割とすぐ来ます。
メディア以外の事業を作って欲しいなというお気持ち。
せっかく良いメディアがあるのでそれを集客エンジンにして、何か収益エンジンを作ってそこに送客する。みたいなのがよくあるパターンですかね。
最近流行りのESG投資の観点からするとレーティングは高くないかも。
これは詳しくないので辞めときます。
まとめ・所感
web業界で働きたいとか、旅行業界に興味があるっていう人ならエントリーする価値のある企業だと思います。
初任給が平均より4,5万円高いのも嬉しい。その後の年収の伸びはvorkersによると、人によって開きはあるが30歳で450~550万円くらいのレンジかなと。
財務状況とか今回書いてないけど、次回とかからは書き始めるかも。
自分の投資判断まとめブログにしたいし。
この記事は質が低いと思うけど、だんだんと質は上がると思います。
意識高い訳じゃない就活生に隠れた優良企業を紹介していきたい。
隠れたって言っても俺が知らないだけなんだけど。